地球物理学研究会論文集

福井県周辺における地殻活動の観測

Research


地 震・地電位差・プロトン磁力計
 福井県周辺4カ所に設置された観測点から刻々と記録される地震の波形データを
「OM-4」という専用の装置とプログラムで波形データを読みとり、その中から地震と
思われるものをプリントアウトし、S-P Timeを記録し考察している。
データ読みとりには、DISK-BASICからシリアル端子に接続されたOM-4を
制御するという方法を採っており、今となっては古くなってしまったパソコン(PC-9801VX)の
機能をフルに利用した読みとりシステムを利用しているといえる。
なお現在Windows上で稼動可能なシステムを構築中である。

また近年西日本での地震活動の活発化が指摘され、1995年には兵庫県南部地震が発生した。
そのような中で地震予知の可能性、震災の軽減策などを明らかにする要望が強くなってきた。
そこで福井県池田町谷口観測点などにおいて1990年より10年に渡って観測している地電位差の
データを用い、そのデータの変化と地震活動との関連を見いだすのがこの研究の目的である。


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〜各年の研究内容と指導官所見〜
平成21年度
福井県及びその周辺における地殻活動の研究


  [所見は後ほど...]
平成20年度
福井県及びその周辺における地殻活動の研究


 福井高専地球物理学研究会は、福井県における地殻活動の研究、として研究や現象の解明に取り組んできた。
 本年度は、福井地震の発生より60年となる節目の年度であった。本研究会も、60周年に対応すべく、Web.サイトの充実、特に大森先生に関すること、福井地震に関すること等充実を図ろうとし、スペックの高位なパソコンの組み立てから行った。本今年度はパソコン組み立で終わったが、後世に引き継ぐ情報としてまとめることは、非常に大事なことである考えられる。ぜひ、Web.サイトを充実させてほしいと考えている。
 また、今年度2009年02月18日には、近隣でM5.1が発生した。大変重要な地震で、いろいろな意味でkey-pointになると考えられる。ぜひ、解析を続けてほしいし、デ−タ取得のための観測点を維持してほしい。
平成19年度
福井県及びその周辺に於ける地殻活動の研究


福井高専地球物理学研究会は、「福井県及びその周辺での地殻活動の研究」をテーマに、地震発生予測、Webによる情報発信や、防災の啓蒙活動まで含めて、研究活動を継続的に行っている。今年度の報告は、各セクションの取り組みだけでなく、2007年12月21日に鯖江市東部で発生したM4.5の地震の解析(地震波形の表示、地電位差変化との比較)との報告がなされ、2004年10月5日に近隣で発生したM4.8で認められた現象の再現性を指摘している。電磁気現象の再現性は重要な結果で、更なる解析を期待したい。また、各セクションの発展を期待するものである。
平成18年度
災害防止緊急信号受信装置付ラジオ(仮)の研究、作成


福井高専地球物理学研究会のメイン研究テーマである。今年度は、観測室・観測点の維持とデータ収集、地球物理学研究会のURL、防災ラジオの開発を行った。防災ラジオは、緊急放送TVのラジオヴァージョンの開発である。たんなんFM、jig.jp、地球物理学研究会のコラボレーションで現在行われている。お年寄りや子供等、防災弱者の避難をアソシエートすることを目的としている。近年、地球物理学の分野における局地災害の増加が危惧されており、本テーマは開発ニーズとして緊急度の高いものとなっている。彼らの情熱と技術力で、是非完成させてほしい。
平成17年度
地殻活動解析装置の改良に関する報告書


今年度は、観測室の保守(学生の旅費)とOM式イヴェント・レコーダによるアナログデータの効率化解析装置(パソコンを利用した:前澤、2002)の改良(電気部品等)に挑戦した。開発者が亡くなった後、遺志を継いで装置完成までソフトウェア(visual basic)の勉学も兼ね頑張ったが、ブラックボックス部分が解明できず、断念せざるを得なかった。しかし、開発の副産物として得られた subroutine を、現在稼働している前澤式収録装置(2003)の解析ソフト作成に利用し、取り組みたいと学生から申し出があり、期待するところである。
平成16年度
福井県およびその周辺における地殻活動の研究1


今年度は、気象庁の震度情報(データベース)を用いて、震度計測点の評価を行った。特に計測点間の距離と計測震度差を考慮して、計測典を選び出した。結果、近接する2点(鯖江市西山、朝日町西田中)を抽出することができた。二点は近接するにもかかわらず、計測震度数に約5倍の差が認められた。すなわち、非常にローカルな軟弱地盤の存在とそれを生かした防災体制の必要性を指摘できた。これらの結果は、福井県における地震防災の要となる可能性があり、ますますの発展を期待したい。
平成15年度
福井県周辺における地殻活動の観測


本研究課題は、福井県およびその周辺が地球物理学的な見地においてかなり特徴的であること、また、地形学や地帯構造的にも注目に値するところより着目し、継続して行っている研究である。本年度は、地球電磁気観測部門に重点を置き解析を行ったもので、解析結果より観測点付近の電場ベクトルの方向には、特徴的な日変化はなく、安定的な方向性(主方向)を示すことがわかった。この結果は、過去の解析結果(既知のノイズ減の方向を示さず、断層破砕帯の特徴を示す主方向を形成する)とも一致し、地震活動に伴う変化を見出すための基礎資料になると考えられる。 同時にITを用いた情報提供にも精力的に取り組み、本報告書ではそれらの経緯が示されている。将来的には、準リアルタイムな研究情報の提供ができればと考え、さらに精力的に取り組まれることを期待する。
平成14年度
福井県周辺における地殻活動の観測


福井県およびその周辺が地形学的、地球物理学的に見ても活動的で、過去より大地震の発生が認められ、大きな被害を被ってきた。そのような見地から、本校地球物理学研究会では、福井県および周辺を一種のテストフィールドと考え、長期にわたって地殻活動の観測を行ってきた。新設した笹谷観測室(SSJ)は、データ比較ができるためのセンサーサイトの精密測量がなされていなかった。今年度は、測量の詳細と、データの基礎的な補正について示されており、来年度に向けての重要な報告となっている。また、研究成果のアカウントの必要性からWeb.の充実にも努めたので、それらに関しても報告書で触れられている。本研究報告書は、研究のある程度の結果というよりは、高度なサイエンスのための準備として、その途中の報告であると受け止められ、次回でのステップアップがさらに期待できると考えられる。
平成13年度
福井県周辺における地殻活動の観測

平成12年度
福井県周辺における地殻活動の観測

平成11年度
福井県周辺における地殻活動の観測
平成10年度
福井県周辺における地殻活動の観測

 地震関連部門は、昨年度に引き続き Windows上での波形処理を目標に、新製品のADボードを購入し、 従来のシステムとの比較を行った。 その結果、地震波形の再現性に従来を凌ぐものが得られた。  地球地磁気部門は、昨年度報告した地電位差変化の再現性について、 サーチを行った結果を報告している。
平成9年度
福井県周辺における地震活動の研究
(只今データ整理中)

平成8年度
福井県周辺における地震活動の研究

本年度は、峰山の波形に注目し、波形解析の勉強を兼ねた解析を行った。波形解析は、地震の震源過程や波線が通過する領域の地殻構造の情報を取り出すことを目的としている。

風船爆弾復元計画

本研究課題は風船爆弾の復元を目的とし、その過程の中で平和の大切さ、技術立国日本の在り方について考察することを目的としたものである。
平成7年度
福井県周辺における地震活動の研究

本研究は、福井県周辺という、特に内陸地震活動が全国において屈指の領域における地震活動の研究であり、今年度は、展開されている観測点で認められる顕著な地震活動を指摘し、なかでも白山周辺での地震活動に注目し、解析している。
平成6年No.2
福井県周辺における地震活動の研究

本研究は、若狭湾というわが国の中でも特に重要な地域の地震活動を研究するのが目的である。西南日本が、地震の活動期に入ったという指摘等を考慮すると、峰山観測点を含め、若狭湾周辺の地震活動の推移を見守ることの重要性が認識される。
平成6年
プロトン磁力計による全磁力観測

本研究は,全磁力を定点で定常的に観測する事により,地電位差観測における磁気擾乱補正に利用すること,および面的な観測を行うことにより地下構造の類推に使用することを目的としている。
平成5年
若狭湾における地震活動の研究

 本研究は、福井県今立郡池田町谷口地区において地電位差の観測をはじめて4年が経過した。今年度は、これまで蓄積してきたデータの整理と解析をおもな目的とし、観測についてはこれまでと同様な方式で、地電位差および微小地震の観測を継続した。
平成4年
プロトン磁力計による全磁力の観測

 今日、地震予知の研究は盛んに行われている。その方法は地震学、地球化学、地球電磁気学の各分野での観測及び解析を基としたものである。私達は、そのうちの一つの研究をこの一年間行ってきた。それが「プロトン磁力計による全磁力の観測」である。
平成元年No2
甲楽城断層の研究U

 昨年度から引き続き二年目にあたる本研究だが、今年度はデータの収集とその整理を行なった。  
平成元年
福井地震断層の研究

 前回、4Bの竹下先輩の奨勒研究ではボーリングデータの収集と整理を行った。福井平野の地下には活断層があり、県内では最も大きな活断層の一つであると考えられる。今回は集めたボーリングデータの中のある特定の断層に着目し、各点を補間して、断層の位置を確かめるのが目的である。
昭和六二年
甲楽城断層の研究について